日本全国には、いわゆる「ヲタク」と呼ばれる人達が各地に居住しています。そんなヲタク系の人物が一人または複数人で首都・東京を旅行する際のおすすめ旅行プランをご紹介していきます。地方在住者の中で、様々なものが一極集中する東京に強い憧れがあるものの、まだ一度も訪れた事がないような人は是非参考にしてみてください。
ヲタクの聖地・秋葉原を訪れる場合
2005年にAKB48というアイドルグループが誕生して以来、かつて電器店街というイメージが強かった秋葉原はあっという間にヲタクの聖地へと変貌しました。
2010年頃にAKB48が大ブレイクしてからは集客力の高さを見越してヲタク受けする各ジャンルのショップが続々出店し、若い世代のヲタクからの人気はますます高まっています。
そんな秋葉原エリアを1人で旅したい場合のおすすめプランをご紹介します。まずは秋葉原の象徴であるAKB48の劇場公演のチケット購入にチャレンジしてみましょう。もし運よくチケットを取れた場合は、劇場があるビルの下層階に位置する量販店・ドンキホーテでのお買い物を楽しんでみてください。
こちらは国民的スターであるAKB48のメンバーもよく足を運んでいる店として大変有名です。劇場での公演を楽しんだあとは、このエリアにたくさんあるアニメ系ショップめぐりや電器店めぐりを楽しんでみるのも良いと思います。
なお、様々なヲタク系ショップ・施設がある秋葉原ですが、明確にヲタク層をターゲットにしたような宿泊施設というものはほとんど存在しません。このエリアの宿泊施設はリーズナブルなビジネスホテルが中心となっています。
AKB48の劇場公演の抽選に外れてしまった人達の間では、その替わりとして秋葉原駅付近に位置するAKB48の公式カフェで軽食をとるという形が定番となっていました。しかし、その公式カフェは2019年の年末を持って惜しまれつつ閉店しています。
そんな中でも秋葉原を訪れてみたい場合は、このエリアに点在するメイド喫茶にてご主人様気分を味わってみるというようなプランも良いでしょう。
池袋を訪れる場合
東京都心の中でヲタク層からの人気が高いのは、山手線東側の秋葉原だけではありません。
山手線の西側に位置する池袋駅周辺エリアも、日本全国からヲタクから旅行でやってくる場所として有名です。例えば、池袋には日本最大級のアニメグッズショップ「アニメイト」の本店があり、店舗面積が広いこの店では、ありとあらゆる商品を手に入れる事ができます。
なお、店内では人気声優やアニソンアーティストを招いたイベントも不定期開催されており、一人ならば興味があるイベントに合わせて池袋を訪れるのも良いと思います。アニメイト池袋本店で買い物やイベントを楽しんだ後、どこかで食事を摂りたいならば、付近にあるアニメイトカフェに行ってみるのがおすすめです。
こちらでは人気アニメに関するメニューが多数用意されており、店内は人気作品とコラボした内装になっているため、アニメ好きの人には最高の空間と言えます。池袋には3つのアニメイトカフェがありますが、どの店も地方から一人で来たヲタク層がいるため、仲間がいなくても気軽に入店できます。
ジブリアニメ好きなら23区外へ
アニメヲタクの中で、マニアックな作品ではなく老若男女から愛されるスタジオジブリ作品が好きな人は、23区の西側に広がる多摩エリアに向かってください。関連する観光施設としては、吉祥寺駅もしくは三鷹駅から歩きまたはバスでアクセスできる「三鷹の森・ジブリ美術館」という超人気スポットがあります。
ただし、いきなり行って入場券が手に入るわけではなく、入場したい場合はまずローソンの端末でチケットを予約する必要があるため注意してください。館内ではジブリ作品に関する貴重なものが多数展示されているほか、ミニ映画館ではオリジナルの短編作品を鑑賞する事ができます。
また屋上にも上がれるようになっており、こちらでは「天空の城・ラピュタ」に登場する巨神兵をバックに写真を撮ったり、高い場所からの眺望を楽しめます。その他、敷地内にはカフェも併設されており、作品に関連するメニューを注文できます。
ただ、このカフェは家族連れが多くて一人だと少し浮いてしまう可能性があるため、複数人で入店するのがおすすめです。時間がまだまだある場合は、三鷹駅の2駅西に位置する東小金井駅まで足を延ばしてみるのも良いと思います。
この駅の北口にはスタジオジブリの社屋がありますが、広い通り沿いに建っているため東小金井駅まで来ればテレビによく映るあの印象的な外観の社屋を間近で見られます。その建物の付近には宮崎駿氏の個人アトリエやアフレコスタジオなども細い道路沿いにあり、そういった場所も間近で見る事が出来ます。
なお、「となりのトトロ」という作品が好きならば、都心ではなく立川に泊まる事を条件に夕方まで多摩地域を楽しんでみるのも手です。東京都と埼玉県にまたがる多摩湖・狭山湖エリアはこの作品の舞台となった場所で、地元の団体が保護している「トトロの森」という森林が点在しています。
そして、ファンの間ではこの森で森林浴をするのか定番となっています。また多摩湖の東側には映画に登場する七国山病院のモデルとなった場所が実在し、その周辺エリアを歩く事もできます。多摩湖付近には多摩モノレールの北端駅があり、こちらからモノレールに乗れば、周囲にホテルがたくさんある立川駅まで直通です。
鉄ヲタ向けプラン
アイドルヲタク・アニメヲタク・だけでなく、鉄ヲタ(電車ヲタク)の間でも、首都・東京は高い人気を誇ります。そんな鉄ヲタが東京旅行を計画する場合は、東京駅で新幹線を降りたらまずはこの巨大な駅を探検してみる事をおすすめします。
改札内エリアを周遊していると、時間帯によっては寝台特急を含めてありとあらゆる電車を間近で見たり写真を撮ったりする事ができます。また、東京駅を凌ぐ乗降客数を誇る山手線西側の新宿駅においても同様の体験が出来ます。
宿泊する場所としておすすめなのは、秋葉原駅の高架下にオープンしたばかりの鉄ヲタを明確なターゲットにしたホテルです。こちらのホテルでは、電車が通る音を絶えず聞きながら過ごせます。その他、東京都内ではありませんが、東京駅から新幹線でわずか2駅・25分の大宮駅付近に位置する鉄道博物館も毎日、全国からやって来た鉄ヲタで賑わっています。
歴史ヲタク向けプラン
歴史ヲタクの人が東京旅行をする際は、東京駅で新幹線を降りたら西口に出てみてください。
江戸城跡地である皇居付近には、江戸時代の面影を感じさせるスポットがあり、休憩を入れながら皇居をゆっくり一周するとかなり楽しめるはずです。
道中には江戸城関連以外の史跡・遺跡も数えきれないほど存在します。
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